仕事・ビジネスの問題

会社法

特例有限会社と株式会社の比較

はじめに  以下では、特例有限会社と株式会社の主な違いについてご説明いたします。両社の違いをすべて網羅しているわけではありませんので、あらかじめご了承ください。 なお、ひとくちに株式会社といってもその機関構成は様々で、例えば、取締役...
所有権放棄条項

残置物の処分に関する特約について

 建物賃貸借契約においては、賃貸借契約が終了した際に賃借人の承諾を得ることなく賃貸人が残置物を処分できる旨の特約が設けられることがあります。このような特約がある場合、賃貸借契約が終了すれば賃貸人は建物内に立ち入って残置物を処分することがで...
老人ホーム

事業者の債務不履行責任について「事業者の損害賠償責任は〇〇円を限度とする」という契約条項の有効性について

契約書のチェックをしていると「事業者の損害賠償責任は〇〇円を限度とする」「事業者の責任は、最高金〇〇円に制限する」といったように、事業者の責任の一部を免除する規定を見かけることがあります。消費者契約法が適用される消費者と事業者の間でこのよ...
老人ホーム

【裁判例紹介】介護付有料老人ホームの入居時に支払った一時金の全部または一部を返還しない旨の契約条項が消費者契約法9条及び10条に反し無効であるとして争われた事案(東京地判平成21年5月19日)

事案の概要 平成16年11月20日、X1及びX2(以下「Xら」という。)はYとの間で、Yが設置運営する介護付有料老人ホームAに入居するため、入居契約を締結し、老人ホームAに入居した。本件入居契約には一時金の支払いについて以下ような内...
ペットホテル・老犬ホーム

【裁判例紹介】老犬ホームの終身預かり契約が解除された場合に既払いの対価を返還しない旨の非返金条項が消費者契約法9条及び10条に反しないかが争われた事例(大阪地判平成25年7月3日)

 老犬ホームの契約に限らず、契約を解除された場合に既に支払った対価を返還しない旨の非返金条項を見かけることがあります。 以下では、老犬ホーム契約の開始後、間もなく、預けた犬が体調を崩し、早々に飼主が契約を解除して犬を連れて帰り自ら飼育した...
下請法

下請法の全体像

下請法の目的 下請法( 下請代金支払遅延等防止法 )の目的は、「親事業者の下請事業者に対する取引を公正ならしめる」とともに「下請事業者の利益を保護」することです。 (目的)第一条 この法律は、下請代金の支払遅延等を防止すること...
下請法

元請事業者が下請事業者に対して建設工事の全部又は一部を請け負わせる場合の書面交付義務について。建設工事に該当しない役務提供の委託の場合はどうか。

元請事業者が下請事業者に対して建設工事の全部又は一部を請け負わせる場合の書面交付義務について A社総務担当者  私は建設業を営んでいる下請事業者A社の総務担当者をしています。 先日、元請業者B社から建設工事の発注があったのですが、注...
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